両親への結婚の挨拶と妊婦の飛び蹴り
意図せずして、ツレ(嫁)が絶賛妊娠中
流産の可能性が高いと言われてしまった38歳妊婦の妊娠奮闘記(旦那の妄想目線でお送りします)
とうとう妊婦の両親に結婚のご挨拶をして参りました
まさにノーガードの激しい打ち合いになることは必須
ホテルの喫茶店で待ち合わせ
待ち合わせする前にツレから
いったいどんな挨拶を見せてくれるんやろな~
とはっぱをかけられていました
いやいやどんな挨拶も何も「お嬢さんをください」っていうだけやん
別に難しいこともないし、それ以上でもそれ以下でもないやろ
ツレ「おおいに期待してるわ」
いやいや期待もなにも、たいして話やあらへんで
かなり久々にお会いした妊婦の両親はすっかりお年を召された印象でした
妊婦の母は黒人かとツッコミたくなるほど色黒でドラえもん感が増していて、むしろジャイアンになっていた
https://three-nine39.com/archives/671
色黒でぽってりラスボス感満載
でもむっちゃんこいい人です
なぜか向こうも手土産持参でちょっと高級なパン屋のパンを買ってきてくれてました
ありがとうございます!
お義父さんは相変わらずアイパーあてたイカツイ風貌でした
お会いする前までは特別緊張というものはなかったのですが、いざその場になると緊張するもんですね
「お嬢さんをください」を言うタイミング
これを言うタイミングが難しいですね
普通に
「初めまして」
から入り相手の家にお邪魔するというパターンでは「開口一番」となるのが基本
しかしある程度面識があって付き合いについては公認の仲
外でお会いして挨拶となるとタイミングが格段に難しくなる
どのタイミングで言うのが正しいのか
会っていきなり言うのは明らかに違うよなー
立ち話的な感じで「お嬢さんをください」なんて言えるわけがない
というか「お嬢さんをください」なんて今どき言わんやろうけどwww
喫茶店に入るとととりあえずドリンクを頼むよなー
その後に言うべきなのか?
いや、ドリンクが運ばれてきた時にちょうど
「お嬢さんをください!」
なんて話は店員も困るだろう
そんな話を聞いてしまったら明らかにそこのテーブルの話に聞き耳たてるわ
名言「どこの馬の骨ともわからんヤツに娘はやらん!」
が聞ける千載一遇のチャンスです
その言葉が聞けた暁には#拡散希望で仕事中に即ツイートやわ
っていうかそんな展開はこっちからゴメンやわ
やはりメニュー注文してドリンクが来てお口を潤して
それくらいの段階で切り出すのがベストだと思う
よし!
そうしよう!
アイスコーヒーを飲んで潤ったところで
「お嬢さんをください!」
これがベストだ!!
するとメニューを注文した後にアイパーお義父さんから口火を切った
「これからどうするんや?いつ結婚するとか式とかどうするんや?」
ワイ「とりあえず〇〇月に籍入れまして、結婚式は互いの意向でしないつもりでいます」
アイパーお義父さん「そうか、引っ越しは?今のとこやったら狭いやろ?」
ワイ「はい、子どもが小さい間は今の場所でなんとかなると思うんですが、大きくなったときには改めて引っ越し検討しようと思ってます」
アイパーお義父さん「市営住宅で新婚補助とかあるような場所でええんちゃうか」
ジャイアンお義母さん「何言うてんの!そんななとこ住んだら周りとの付き合いとか掃除とかもあるしやめときー」
まさに市営住宅に住んでいる妊婦一家
その苦労を一心に背負ったのは妊婦母なのです
アイパー義父さんは住宅の会合とか掃除に参加しないので無責任なことを言えるわけでジャイ子からすると娘をそんな面倒くさいことに巻き込むような苦労はさせたくないと思ったのでしょう
アイパーの言葉に被せるように突っ込んできました
するとアイパーは話題を変え妊婦に対し
「それより体調は大丈夫なんか、しっかり栄養とってんのか」
妊婦の話が続きワイの仕事の話やら雑談が小一時間ほど続きました
あれ?
まだ例の言葉いってないよな
っていうかもはや言うタイミングを逃してないか
すでに結婚を公認してもらったような話へと展開してますが
これここから言うタイミングあるのか?
話の展開的にここでぶっこんだらおかしくない?
アイパー「体調大丈夫なんか」
ワイ「お嬢さんをください!!」
アイパー「〇〇くん仕事どうなんや」
ワイ「お嬢さんをください!!」
ジャイ子「これパン屋でパン買ってきてんけど」
ワイ「お嬢様をください!!」
なんか違う
もはやタイミングを完全に見失ってる
どうしよう・・・
いやこれは流れに身を任せるべきや
無理に話の腰を折ると、「お嬢さんをください!」を言いたいだけの人間になってしまう
無理にぶっこもうとすると言いたいことだけを言って失敗するという、プレゼンで一番アカン展開や
ここはあくまで話の流れに身を任せ、言えるタイミングがあれば、すかさずそのチャンスをものにする!
ワイはテレサテンや!
時の流れに身をまかせ、あなたの腕に寄り添うんや!
アイパー義父さん「さぁそろそろ行こか、〇〇くん、ほなよろしく頼むで」
あっあっ
はっはひっ
ごちそうさまでした!
次回は「妊婦からの飛び蹴り」です、お楽しみに。