兄の話とファイトクラブ

どうも、スリーナインと申します

意図せずして、ツレ（嫁）が絶賛妊娠中
流産の可能性が高いと言われてしまった３８歳妊婦の妊娠奮闘記（旦那の妄想目線でお送りします）

本日はワイの兄の話
ちらりとモテないくんエピソードで紹介しましたイケメンのモテモテ兄貴です
詳細はこちら

https://three-nine39.com/archives/196

いや元イケメンの元モテモテ兄貴です

もうね今はね高校生の息子を持つ二児の父に成り果て
絶妙にお腹が出てきて過去の面影はどこへやら

なんなら髪の毛もちょっとソーシャルディスタンスしてるらしい

いろいろ助けられた幼き頃

小さいころは自慢の兄でした

とにかく弟思いで優しい兄
キティちゃんのリュックを背負ったワイがバカにされた時に助けてもらったことがある

大人になってからも助けられた

どうしても場の雰囲気的に酒の一気飲みをしなければならない場面があって
ほぼ下戸のワイの代わりに兄貴が一気飲みを買って出たことがあった
（あれはほんまに助かった）

でもそのあと車運転して大木に激突して車大破した、なんかごめん
（もう時効なので許してやってください）

優等生の兄を持つことにより劣等感を持ち始める

小学校からリトルリーグで野球漬けの兄
兄が運動神経抜群のため、比べられるのが嫌だったのでワイは野球はやらんかった

当時流行ってたドッジボールで毎日汗をかいていた

そして３つ歳の離れた兄と入れ替わるように中学に入学
兄はイケメン・性格良し・運動神経抜群と三拍子そろった有名人だったので何かと比べられることに

ワイの先輩からは
「あっ〇〇さんの弟や！」

ということで声をかけられ

先生からも
「〇〇の弟」
という目で見られる

そして何かと比べられる
少しでも兄に劣っている部分があると他人から言われるんですよ
「兄貴はできたのにな、弟は・・・」

心が発達しきっていない中学時代には「比較される」ことは恐怖以外の何物でもなかった

「オレはオレやし」
「別に弟とか関係ないし」
「なんでみんな〇〇の弟としてしか見てくれへんねやろ・・・」
「兄より劣ってたらアカンのかよ」

どんどんひねくれた性格になっていき、まるでオイシスのひねくれ棒のようになっていきます

自分勝手な思いから兄をだんだんと嫌いになっていく

そんな時に事件がおきます
深爪用のニッパーをなぜか兄貴の頭にぶっ挿すという意味不明の行動

わざとではないのだが、野球部で丸刈りになった兄の坊主頭を見ていると突然ぶっ挿したくなったのだ
（わざとやないか）

兄貴の坊主頭にニッパーの先っちょだけが深く食い込む姿に深い快感を覚えた（完全に危ないやつ）

大変おもしろかったのだ

ちょっと血が出ていたのだ

めっちゃ怒られたのだ

そらそうなのだ

兄とは普通に接した高校、大学時代そしてファイトクラブ

高校に入ると兄貴とはまったく無縁の学校だったので比べられることはなくなり
大学時代も同じで、もう兄の影に覚えることはなくなった

そうして兄とは普通に接するようになる

その頃にブラッドピット主演の映画「ファイトクラブ」のペア試写会が当たった
絶賛モテない童貞学生まっしぐらだったので彼女はおらず誘う相手がいなかったワイは兄貴と二人で試写会へ行くという謎の行動

なにが悲しゅうて男二人でしかも兄弟で映画いかなアカンねん

しかもファイトクラブおもろいやんけ

映画を見た後は二人ともタイラーダーデンみたいになってました
自由を得たのです

お金、物、地位、名誉、すべてのモノから解放されて自由になりました

職業がなんだ！

財産がなんだ！

童貞がなんだ！

人は財布の中身でもファッションでもチ〇コの大きさでもない！

過度の買い物とマスターベー〇ョンを止めろ！

あれ？

止めなアカンの・・？

いやそれはちょっと・・・

これはお前の人生だ、そして１分ごとに死に近づいている

ムリです・・・

社会人になるとまた兄の影がついてきた

たまたま仕事先で

兄貴の仕事の後輩に会う機会があった
珍しい苗字に、よく似てる顔
向こうはすぐに気づいたようです

もしかして〇〇さんの弟さんですかーー！？

「げっ」

お兄さんと昔一緒に働いてたんですよー

「まさか・・・」

〇〇さんめっちゃ優しかったんですよー

「やっぱり」

それに比べて弟さんは・・・（妄想）

「おいおい」

なんていうか・・・（妄想）

「やめてくれ」

イケてないっすね（妄想）

ゴラァ！！クソ兄貴がぁぁぁぁ！！(ｷ｀ﾟДﾟ´）

いつまでも付きまとうな！
おい、お前がオレをつくったんだ・・・責任もてよ！

でも今ワイの兄貴はポテポテの親父まっしぐらです

ざまぁ～！

次回は「いやお前もポテポテのおっさんやろ」です
お楽しみに。